水道事業 3/19/07
県や政令指定都市などの地方公共団体が経営する企業があります。適用事業としては、水道事業、電気事業、鉄道事業、病院事業など8事業が地方公営法で規定されております。このような事業を地方公共団体が経営する事により、県民に対して出来るだけ安価で公平にサービスを提供する事が出来る訳です。例えば、水道事業を営む企業庁はバルブをひねれば出てくる水道水は県民に対して公平で安い値段で提供するという公としての目的があります。しかし、県民に対して安価で公平にサービスを提供する為には、企業庁が集める水道料金等では、とても負担出来ません。
一方、企業として利益を追求する姿勢も大切です。水道料金の徴収しかり、企業としての利潤をどう増やし、また、経営の健全性を確保しながら、円滑に事業を推進する為の組織編成や思い切った人件費の削減も大事です。よって利益を追求する姿勢や組織再編の努力する姿勢を出さず、不足分を県民に負担させようとする様では皆様の理解は得られません。平成18年度4月から県営水道の料金体系が変更しました。使用量に応じて支払う料金(従量料金)が家事用(家庭用)も業務用(企業用)も1立方メートル21円高になりました。しかし、業務用(企業用)が30,000㎥を超えて利用する場合は逆に1立方メートル60円も安くなりました。ちなみに、30,000㎥を超えて利用する企業とは大手飲料水メーカー等です。結果的に、家庭や中小企業に対しては厳しい料金体系になり、大手飲料水メーカーに対しては安価な値段で水道水を提供する事になりました。現在、大手企業ばかりが景気を取り戻し、県下の中小企業が未だに景気を取り戻せず喘いでいる事を考えると、公営企業としては利潤を追求する先が違うと感じてしまいます。
段階 新料金 旧料金
家庭用料金 基本水量(8㎥まで) 710円 602円
業務用料金 基本水量(8㎥まで) 710円 602円
30,000㎥超 436円 496円
警察官の非違事案の発生 12/24/06
非違ノ法にそむくこと。非法。違法。(大辞泉より)
99年に不祥事が続発し神奈川県警は00年以降の必死の思いで立て直しに取り組んできました。当時、茅ヶ崎警察署においても、巡回中の警察官の空き巣行為をする等の不祥事が立て続き、市民の信頼を大きく損なってしまいました。その後、茅ヶ崎署においては、経験豊富な署長を配置し、市民からの信頼回復に向けて必死の思いで取り組んでまいりました。私も防災警察常任委員会・委員長という立場から、警察署の威信を懸けた取り組みに理解をしていた所でしたが、今回の二人の警察官逮捕に対しては痛恨の極みであります。
12月18日、防災警察常任委員会において、警務部長から、「全国警察改革の発祥地。必死の思いで立て直しに取り組んできたが、当時の危機感が失われている」と10分にわたり陳謝がありました。自民党としても、今後の職務倫理観の欠如、業務管理の不徹底を厳しく指摘し、原点に戻り警察改革の推進と市民からの信頼回復を改めて一つ一つ積み上げて行く事を強く指摘しました。
知事と多選と汚職事件 12/12/06
全国で知事が絡んだ官製談合事件などの不祥事が相次いで起こり毎日のようにニュースで取上げられています。地方分権を推進する事により、財源と権限が地方に移行し結果的に知事が今まで以上に大きな権力を握ることになりました。地方分権とは、単に地方に財源と権限を移行するだけではなく、しっかりと地方が国に代わって行政を執行する「責任」も移行されなければなりません。しかしながら、知事の不祥事が頻発すると、知事のトップとしての自覚が足りないと言わざるを得ません。モラル、道徳、正義感すらも感じられなくなった知事の姿勢には強い憤りを感じます。今後は我々、議会がチェック機能として、調査権を最大限に行使して、キチンと県政が運営されているか、県民の皆様に分かり易く詳らかにお示しするメ義務モがあると痛感しています。
また、知事の地位を長期に渡り同一の者がつくことによる弊害を防止する為の仕組みとして、知事の多選禁止が取りざたされています。国の動向においても、昭和29年に知事の連続3選を禁止する公職選挙法改正案が、昭和42年には、同様に連続4選を禁止する法案が、さらに平成7年には、政令指定都市の市長も含めた連続4選を禁止する地方自治法改正案が国会に提出されておりますが、いずれも憲法が保障する職業選択や立候補の自由に抵触するおそれがあるといった意見もあり、審議未了のまま廃案になっています。
自民党は知事と政令指定都市の市長について4選以上の候補者は推薦しない方針を固め、来春の統一地方選(平成19年)から適用することになりました。しかし、何故、3期なのか?4期はダメなのか?2期ではないのか?という議論が今回の知事の汚職事件によって吹き飛んでしまった気がします。ちなみに、先日逮捕された宮崎県知事は1期目の途中でした。やはり、期数ありきではなく知事としての資質と正義感や責任感を兼ね備える人物を各政党が責任を持って推薦しなくてはいけない。
いずれにしても我々議会側が知事の政治姿勢がチャンと県民に向いているのかノ何がパフォーマンスで何が本物なのかを県民に示す責任もあると感じています。
松坂60億円 11/22/06
破格の入札額・・・60億円。これが、西武ライオンズ、松坂大輔の評価額なのだろうか?TVや新聞ではアジアン・マーケットの戦略の一環、広告費や放映権、グッズの売り上げなど、ジャパンマネー(¥)を見込んでの事だと書きたてている(全て真実であろう)。しかし、この評価の裏付けとしては、先に海を渡り、メジャーリーグに挑戦された“パイオニア”とも言うべき、野茂、イチロー、松井など日本人メジャーリーガーの活躍があったからこそ他ならない。松坂の評価は今までの日本の“野球”の評価であると言っても過言ではない。勿論、今後も日本選手が更に高い評価をされるように、松坂には評価以上の活躍をメジャーで示せるように頑張ってもらいたい。
一方、日本球界の“宝”の放出に危惧される声もある。人気選手がメジャーに流出する事により、プロ野球の人気が低迷し、観客動員数も減少し、テレビの視聴率も下がる一方だと心配されている。何を言っているんだと思う。今までのプロ野球人気とは、ある一定のチームやスター選手に頼りっきりだった。その場限りの場当たり主義のツケがまわってきただけではないのか?その証拠に、今になってもドラフト会議で左投手の本格派と言われる選手を指名すれば、“江夏2世”と呼ばれる。果たして、何人の江夏2世を見てきただろうか・・・。
そう考えると、日本の社会情勢もそのような気がした。目先の損得ばかりを追いかけ、勝利至上主義に走り(勝ち組・負け組)、とりあえず今が良ければよい・・・こんな価値感が蔓延している社会はどこかプロ野球界に似ている気がする。時間と手間を掛けて組織(社会、プロ野球機構或いは球団)を育て、作り上げて行く事が必要ではないだろうか?今現在の危機を逆にチャンスと捉えて、十年先、二十年先という、次の世代に引き継げる“価値感”を創造しなくてはならない。・・・自民党も一緒かな!?
『出口のない海』9/13/06
平成18年8月5日、茅ヶ崎市花火大会の後、私は家族と市内の某レストランで食事をする事になりました。レストランには馴染みのお客で賑わっており、各々が勝手気ままに自分の時間を楽しんでいました。そのお客の一人に私は呼び止められ、一冊の本を手渡されました。その本こそ『出口のない海』でした。
『出口のない海』(9月16日より、松竹系で全国ロードショー)
終戦直前、起死回生をはかる為に海軍がすすめていたのは秘密兵器「回天」による決死の作戦だった…。「回天」とは、発射されると同時に搭乗者の死を意味する人間魚雷。その人間魚雷に搭乗を志願したのは、甲子園の優勝投手・並木浩二。彼は期待されながらも、故障のため大学野球を棒に振っていた。しかし、決して自暴自棄にならず、「魔球」を完成させるという目標に青春の全てを燃やしていた。そんな、彼が何故、人間魚雷(発射=死)に搭乗の志願をするのか?まだ「魔球」も完成していないのに—
青春とは、命とは、家族とは…乗組員達はいったいどう考えていたのだろうか…
戦後61年。日本の夏の夜空を覆った米国B-29の大編隊の爆音と爆撃による火柱は色鮮やかに夜空を染め上げる花火となりました。今や日本の納涼の代表といえるでしょう。また、戦時中に軍部に金属回収の為に供出された甲子園球場の大鉄傘(ダイテツサン)は大銀傘(ダイギンサン)として蘇り、バックネットも大きなものに改造され、今でも甲子園球場の大音響をつくり出しています。
日本は確かに豊かになりました。そして、この豊かさは犠牲になった先人と残された者が必死の思いで作り上げたモノです。さて、今の日本の豊かさは先人たちが思い描いた通りの豊かさになったのだろうか…ふと、そんなことを考えてしまいます。
警察署葬 8/25/06
既に、7月16・17日の両日におきまして、町田家の通夜・告別式は行われましたが、殉職された町田淳一さん(31歳)に哀悼の誠を捧げるべく中原警察署葬が横浜市栄区にあります警察学校にて、厳粛に執り行われました。
平成18年7月11日(火)午前4時28分ころ、町田淳一巡査と警察官数人が110番のトラブルを処理し、交番へ帰所する際に、川崎市中原区域内の東急東横線側道の交差点を右折したところ、直進してきた普通乗用車と衝突したもの。被疑者(26歳)は飲酒運転をしていたところから道路交通法違反の被疑者として現行犯逮捕されました。
殉職された町田淳一さんは3月に警察学校を卒業したばかりでした。まさに警察官としての第一歩を踏み出した矢先の事故でした。町田さんは巡査から一階級の昇進とされ、巡査部長となりました。また、生前の町田さんの功績を労い、いくつかの賞が送られました。勿論、県民の為に体をはって活動した警察官を昇級や褒賞する事は大事な事だと思います。しかし、一番大事なのは町田淳一巡査部長という一人の警察官が県民の為に昼夜を問わず、その責務をまっとうしたという事実を我々が忘れないという事だと思います。それには、幾つかの工夫も必要です。例えば、殉職された警察官の名前や実績を県警のホームページに掲載するのも良いでしょう。ホームページなら県民の目にも触れることも容易ですし、半永久的に故人の活躍を称える事が出来ます。実は、ニューヨーク市警のホームページには、職務中に殉職された警察官(特に9.11の米国同時多発テロで殉職された警察官は顔写真入り)を掲載しています。この様な活動によって、警察官のプライドや職務に対する意欲を向上させます。小さな事かもしれませんが、「私たちは忘れない」という姿勢を市民に見せるだけで大いに効果があると聞いています。結果的に、警察官の質の向上にも大いに影響しています。
警察署葬には、多くの警察関係者が参列され、また、多くの供花がそえられました。しかし、残念に感じたのは神奈川県知事が欠席した事と知事の供花も無かった事です。神奈川県知事という職務は大変忙しい事は承知していますが、花の一つもお供えできないのか…県民の生命と財産を守る為に昼夜を問わず働いている警察官の活動を支援し応援するのは県のリーダーとして当然の事だと思います。
今日も…この時間も多くの警察官が県民の治安維持の為に働いています。警察官という職務を真っ当するには、職務に対する意識の高さや質の向上は欠かせませんが、それを助長するのは私たち、県民の仕事のように思えます。
ワールドカップドイツ大会 7/10/06
ドイツ開催のワールドカップはイタリアの優勝で幕が終わりました。FIFAに加盟している203の国・地域からの32代表国が素晴らしい妙技を披露し、多くの感動を世界中の人に与えてくれました。中でも、日本代表の試合は残念な結果になってしまいましたが、心から「ニッポン!ニッポン!」と応援し、心が一つになれた事は国民的行事と言っても過言ではないと思います。しかし、元平塚ベルマーレ(現湘南ベルマーレ)の中田英寿選手が代表引退どころか、現役選手も引退してしまったのは、社会現象が起きる程のショックを日本中に与えました。森正明議員(平塚市選出)に話を伺った所、中田選手のコーチ・兄貴役として、また、元代表選手として色々と話しが聞けました。是非、森正明議員のホームページをご覧頂きたいと思います。 http://bbs.kodama.com/bbs/masaaki/
何故、北朝鮮のミサイル発射準備に抗議をしないのか? 7/2/06
平成10年8月、北朝鮮が発射した弾道ミサイル、テポドンが、日本列島を飛び越えて太平洋に着弾しました。
平成14年9月、初の日朝首脳会談が行われ、両国の実りある政治、経済、文樹立することを目指し「日・朝平壌宣言」が発表されました。
「日・朝平壌宣言」では、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するための相互協力をしていくことが確認され、北朝鮮は宣言の精神に沿ってミサイル発射保留を平成15年以降も延長すると表明しました。
このような状況下の中で、5月来、北朝鮮においては正当な理由もなく再度、弾道ミサイル、テポドン2号の発射出来る状況が続いています。外務省事務次官の会見では、「弾道ミサイル発射可能性があると見られる状況が続いており…」などと言っているが、これは明らかに北朝鮮のミサイル発射準備であり、平壌宣言違反であります。
さらに外務省は、この様な状況下にあるにもかかわらず、「何よりも六者協議に(北朝鮮が)早く帰ってきて、核問題を解決するということが大切である」とか「もし(ミサイルを)発射すれば国連安保理で安全保障理事会を開くように要請する」等と言っています。
何故、もっと日本が主体的に問題の解決に取り組まないのか。六者協議も結構だが、銃口を向けられ国民が生命の危険にさらされている状況下で、あまりにも他人事のような発言に情けなく感じます。また、ミサイルが発射されたら、国連安保理に助けを求めるのでは無く、打たれる前主権国家として、日本が毅然とした対応が出来ないのか?ミサイル問題だけではなく、拉致被害者の救出にせよ、日本政府自身が自分の国を自分で護る、国は国民を守るという気概が無いと言わざるを得ません。もっと適切な時期に適切なあらゆる措置(経済制裁も視野に入れた)を講じる事を強く願います。
自由民主党総裁選挙 6/15/06
9月に退任する小泉総裁の「後継者(?)」を決める自民党総裁選挙があります。現在の国会の勢力図からみて、自民党の総裁はそのまま総理大臣になります。自民党員以外にも国民にも大いに関心があり、テレビや新聞媒体でも連日大きく取り上げられています。いまの時点では、候補者も出揃ったわけでもないので、改革の継承たる政策を議論するのは難しいが、総裁選挙とは如何なるものなのか、検証する必要があると思います。
推薦人:
自民党の総裁選挙に立候補するには、20名以上の推薦人が必要です。勿論、誰でも推薦人になれるわけではありません。自民党に所属の国会議員(衆議院議員、参議院議員問わず)の推薦でなくてはなりません。現在、衆議院においては、自民党は480議席の中で293議席を占めています。参議院では、自民党は242議席の中で112議席を占めています。衆参、両議院を合わせて405名の国会議員が自民党に所属している事になります。
ここで、疑問があります。何故、推薦人は国会議員でなくてはいけないのか?自民党は全国の全ての都道府県に組織を持っています。例えば、自民党神奈川県連合支部や東京都連合支部など、全国に連合組織があります。このような地方の意見は入口にすら入れないのは、まだまだ、中央(永田町)は中央集権主義だと言わざるをえません。
選挙方法(投票方法):
党員の投票は、党員が属する都道府県管理委員会のよって、方法を定めます。
・郵便による方法
・ 投票所における直接方法
・ 郵便投票、直接投票の併用方法
いずれかの方法で投票しますが、だいたい費用は都道府県持ち・・・莫大な費用が地方に負担されます。
党員算定票:
党員投票は、300票の持ち票を各都道府県に分配します。まず、47都道府県に基礎票として分配します(47×3=141票)。次に、残り159票を選挙人(2年以上の継続党員)の数に応じて各都道府県に分配して加えたものが、都道府県の持ち票となります。前回、神奈川県の持ち票は基礎票が3と分配票が6で9票でした。
候補者の得票数は、各都道府県に持ち票をドント式で分配し、全国集計した数になります。例えば、自民太郎が神奈川で全体の6割を占めれば、神奈川県の9票のうち、6票は自民太郎氏の票になります。そして、全国で積み上げた集計した票が候補者の得た票となります。
ちなみに、前回の投票率は78%でした。逆に言えば、22%の人が投票に棄権した・・・或いは党員の意識が無いと言わざるを得ません。
また、全ての国会議員には1票が与えられます。10期以上やっている河野洋平代議士も1票。1期の杉村太蔵代議士も1票です。ベテランでも新人でも1票というのは、公平性が担保出来ていると思いますが、国会議員と党員(都道府県)の格差は公平性に欠いています。
先にも述べましたが、国会議員は中央集権思考です。選挙の時には“地方分権”や“地方の時代”と叫んではいますが、本当にそんな時代が来るのか甚だ疑問です。是非、次の自民党総裁になる人には、真に地方分権や地方組織をしっかりと構築できる人になってもらいたいです。
